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[棗] さんからの頂き物♪&くろさんのお話1 [→しんり・くろ・ぽとふ]

■[棗] さんからの頂き物♪
■リヴリースロットの帽子交換しました♪
■くろさんのお話 『くろさん封印 1』
■地デジにしたよw
■お知らせ移動♪
■ねこしょうかい★
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■[棗] さんからの頂き物♪
[棗] さんにnice!拉致女装企画でくろさんを頂戴しましたvvv

natume110527.jpg
[棗] さんのブログ『ざれごと。』はこちら

おほv(>ワ<///
司書なくろさんですv
秘書的な衣装で素敵です~♪
個人的に白足袋に赤い鼻緒の下駄がとても艶っぽくて素敵です(>w<///

素敵なくろさんをありがとうございますvvv
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■リヴリースロットの帽子交換しました♪
201161-01032.jpg
憧れの羽帽子vvv
素敵です(>w<///
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■くろさんのお話
くろさんが強すぎて絡み難かったので弱くしよう大作戦です(笑)<実はまだ書き途中ですw
毎回視点キャラが変わるので読み辛いかもです、ごめんなさいorz


『くろさん封印 1』(くろさん)
 疾く 駆ける。

 駆ける。
 駆ける。
 駆ける。

 クロムシクイと同じ姿をした、全く別の種である無死喰(ムシクイ)の持つ強靱な肉体とその特異能力・・・影を、闇を繰る力を限界まで解放して

 疾く 駆ける

 影から影へ
 星が墜ちる早さで
 闇を渡る

 最早一刻の猶予もないと
 早鐘の如く警鐘をならす鼓動。

 なにが、なんて口に出せるような事は何一つない。
 ただ、本能が
 そこが危険な場所だと 告げる。

 生死を分けるライン
 そこは、死者の立つ場所

 引き戻さなければ ならない
 生者の世界へ

 己のすべてを賭けて。


 とある場所。
 とある森の終わり。
 とある荒野の始まり。
 まるで、生と死の狭間のような景色。

 黒い僧衣を纏った一団が厳重に封印の施された洞窟の入り口あたりに陣を張っている。

 追いついた。
 けれどまだ安堵は出来ない。
 まだ視界の先に擦ったゴマのように見えるその一団の中から探し人の姿を探す。

 ・・・居ない。
 僧兵の姿の中にも幾度か一緒に戦った事のある者の姿はない。
 遅かった。
 すでにアノ中に居るんだな。

 小さく舌打ちして、速度を緩めること無く更に強く地を蹴って駆ける。
 深く 深く 更に深く
 深淵へ続く洞窟へと足を進めた。

 外に居る僧兵の中で俺の姿を見た奴が、疾く駆ける鳥の影がまるで光のように洞窟へ飛び込んだように見えたと後に聞いた。

 封印窟の中はひやりと冷たい。
 俺の感覚の中で、ここは最早死者の国の敷地の中だ。
 なんでコイツらこんな所に居られるんだ!?
 絶対死の領域内に足を踏み入れるなんて理解できない。

 死の恐怖に体が芯から震える。
 こんな所、一秒だって居たくない。
 この洞窟の闇は、未来の終焉。
 己の終焉をこの窟の主に掴まれているのをヒシヒシと感じる。
 奥へ進むに連れ、濃く鮮明になってくる恐怖に負けて進めなくなった者が数人で身を寄せるようにして奥へ進んだ仲間の帰りを待っているようだった。

 会話する時間も惜しくて立ち止まらず更に深い闇へ駆ける。
 しかしなるべく多くの生命を残さなくてはならない。
 口の中で韻を含ませて「窟外で待機せよ」と鷲庵の名を入れた言弾を闇へ放つ。
 闇を伝わって窟に残る僧達に届けばいい。
 正しく伝わるか、素直にその韻を受け取るかは人次第だけれど、外へ向かうなら生き延びる可能性も出てくる。

 程なく、俺が駆け進む道奥から数人の僧がお互いを支えるようにしながら外へ、生者の世界へ向かって出てきた。
 その様子にひとまず安心して、落胆する。
 鷲庵の名を出して素直に動くと言うことは、鷲庵に従う者達だと言う事。
 鷲庵は・・・恐らく最奥へ 居る。
 この場所で 最も死に近い場所に 居る。

 呼吸の止まるような濃い闇が蠢いたのを感じ、一瞬で総毛立つ。

 時間が 無い。
 この場所の主が動き出すまでにもう間が無い。
 諦めて即刻この場所を出なくては、己も死ぬ。

 俺の一族において、死ぬことは最大の恥辱だ。

 いかなる戦いにあっても生き延びる事。
 泥水を啜り草の根で命をつなぐような事があってもそれらは決して恥にはならない。
 生きて、生きて、生き延びて。
 一つでも多くの影楼を喰らい環に帰す事が種の証、生きる目的。
 それらは世代を越えて、もはや生命の素に刻まれた情報のように根深い。
 己の意志では抵抗のしようもない絶対を持っていた。
 ・・・例えば、人の身にあれば水中で深呼吸するのを本能が拒むように。

 その筈なのに。
 即刻身を翻し後を振り返る事も無く無我夢中に外へ駆け出す筈なのに。
 全速力で駆けだしたのは、最奥に向けてだった。

 俺は狂ってる。
 水中で深呼吸をすればどうなるのか分かっているだろう?
 分かっている。
 骨の髄まで理解している。
 意味のない死は最も恐れるものだ。
 今まで生きて築いたすべてを己で恥辱に落としそれら総ての意味を捨てるような行為だ。

 分かっていて
 体が勝手に動くのだから、笑える。


「鷲庵!」
 更に深く降りた先は小さなドームのような空間で、トンネル状の通路から真っ直ぐ向かいの壁の下くらいに祭壇がある。
 冷凍庫のような寒さの中、俺と祭壇の丁度真ん中くらいに探し人が居た。
「・・・くろ…殿?」
 祭壇へ向かう足を止め信じられない物を見たとばかりに驚きの表情を見せる鷲庵。

 急がないと間に合わない。
 普通に窟外へ出るのはもうどうやっても間に合わないだろう。
 それでも、諦めない。
 何か手段を講じる事は可能な筈だ。

 そう信じて考えながらも足は止めない。
 とにかくこの場からなるべく離れて・・・。

 鷲庵へ駆けながらその直線上に居た数人の僧を通路へ投げる。
「!? くろッ」
 乱暴でいきなりの行動に鷲庵が声を荒げたが、手加減などしていられない。
 骨折や下手すれば内蔵に負荷がかかったかも知れないが生きてるだけマシだと思ってくれ。

 くそっ
 一秒以下刹那の時間でさえ惜しいのに余りに濃い死の気配に体が思うように動かない。

 祭壇の周りの闇が、深くなった。

 やばい
 ヤバイ ヤバイ ヤバイ

 絶望が 鎖の形で のびてくる

 あれに捕らわれたら


 さいご



 さいご
 さいご
 さいご



 終焉。



 分かっていて

 手をのばした。


 鷲庵に届く寸前、己の腕に闇から延びた鎖を絡め取り覚悟を決める。
「蝶子! 護れ!」
 声を張り上げて、鷲庵が盾に構えた錫杖を全身全霊を込めて蹴り飛ばす。
 鷲庵がその衝撃にその身ごと吹っ飛ばされる。
 今の今まで走って来たスピードを変換した重さを俺が蹴りに練り上げたのだからその威力は爆発的だったに違いない。
 飛ばされる鷲庵に更にもう一本の鎖が祭壇方向から追い縋るように延びるのを今度は反対の腕で更に止めた。

 すまん。
 痛い思いさせるな、蝶子。
 鷲庵を 頼むな

 通路のトンネル部分に鷲庵の錫杖が斜に掛かり、しっかりと掴んでいた鷲庵の指から引き剥がされる。
 その瞬間鷲庵と通路の壁との間に飛び込むように蝶子がその身をねじ込んだ。
 ギリギリのタイミングで間に合った。
「環門施錠!」
 しんりがいつでもどこにいても帰れるようにと持たせてくれた門符。
 俺の闇に干渉する能力で無理矢理書き換えて鷲庵の杖に張り付けておいたそれが発動する。
 鷲庵達のいるトンネル状の通路を塞ぐ形で、この世とあの世を隔てる門が現れて堅く、堅く施錠される。

 次の瞬間には祭壇から溢れた闇が広間を埋め尽くして一切の光も音も感覚も総てが閉ざされた。


ーーー続く
ボチボチ更新出来たらいいなと思います(^^///
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■ちでじにしたよw
7月の最終日までもう少し時間がありますが、ちょっと早めに地デジ化しました(笑)
相棒宅には元々TVは無く、PCを利用してTV利用してたのです。
で、今回TVを購入しても設置場所は同じ場所しかないので、PC画面と交換です。
画面とスピーカーを外して、TVの奥へ仕舞いこみw
アナログビデオはまだまだ観る物が残っているので、設置。
x-boxも今遊んでいるので接続♪
PC用画面としても利用するのでこちらも接続です。
HNI_0001.JPG
散らかってるけど写真(笑)
一番上の黒いのがPC本体、右上の白いのが外付けHDDですw
PCの下がビデオデッキ、隣がx-boxで下の映像が映っているのがTVです(^^;
因みに設置もセッティングもゆきじが一人で行いましたとさw
と言っても普通にアンテナ挿したら郵便番号からオートで設定してくれたのですけどね(^^)
次は相棒実家のTVを設定する予定です。
アンテナケーブルが2個口と言う古さなので、まずはこれの形を変えないとね(^^;
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■お知らせ移動♪
≫サイドバー参照して下さいねw
・お誕生日登録のススメ★
・アルクエ羽狐猫村勧誘中♪
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara13-19
takara13-19 posted by (C)ゆきじ
コートなシリーズ(5/11)
案外ぬくいな、コレ


Thank20You.gif
nice!(55)  コメント(4) 

nice! 55 /現在nice!: 50994v キリnice!№要チェック~☆

コメント 4

コメントの受付は締め切りました
yuyu

コメント有り難う御座います^^

ああ、ごめんなさい><
申し訳ないです(´`;
マウスの方は外そうと思います。

本当に有り難う御座います
以後気をつけますね(´ω`
by yuyu (2011-06-01 23:23) 

ゆきじ

>yuyu さま
ありがとうございます♪
コメントの件、私の我儘で申し訳ないです;
でも御一考頂けるとの事で嬉しいです(^^)
以前からniceボタンが押せず、残念に思いながら帰った事があったりしていたので。
単純に私がnice押さなければ済むハナシではあるのですよね。
キラキラとかああいった遊びものって私も好きなので、そう思うと、本当に申し訳ないなぁと。
by ゆきじ (2011-06-02 00:57) 

希紫

こんばんは~。
おお、お話がこちらでも読めるなんてww
むふふ、やっぱり素敵なお話。
同じ言葉を繰り返している所の、その表現とか、すごく良いなと、改めて思いました。
by 希紫 (2011-06-02 21:27) 

ゆきじ

>希紫 さま
ありがとうございます♪
お話の方、まだ完結してないのにフライングで掲載始めましたw
このお話はノーマルなのでブログでも紹介です~♪
表現とかお褒め頂けて嬉しいです(>ワ<///
このお話がラストまで公開出来たらサイトの方で色々表に出さないお話も掲載出来たらと楽しみにしてます(笑)
by ゆきじ (2011-06-03 00:15) 



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