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おめでとう!4/10 &くろさんのお話4 [→しんり・くろ・ぽとふ]

■瑛士君、おめでとう!
■くろさんのお話 『くろさん封印 4』
■お引っ越しw
■お知らせ移動♪
■ねこしょうかい★
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■瑛士君、おめでとうでした!
七不思議 さん宅の瑛士君のお誕生日が4月10日でした♪

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色分け見本w

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線画♪
どしどし塗って七不思議 さんにプレゼントしてあげましょうv(笑)

瑛士君宅、七不思議 さんのブログ『漆色の戯言』はこちら

瑛士君、お誕生日おめでとうございました♪
遅ればせながら、瑛士君のお誕生日お祝いでございますvvv
七 さん良かったらお受け取り下さいませ~(>w<///
塗り分け見本くらいしか塗れていませんが、線画共々お受け取り頂けると幸いです(^^///
お祝いの気持ちは山盛り入ってますvvv(笑)
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■くろさんのお話
くろさんが強すぎて絡み難かったので弱くしよう大作戦です(笑)<実はまだ書き途中ですw
毎回視点キャラが変わるので読み辛いかもです、ごめんなさいorz


『くろさん封印 4』
ーーー(蝶子ちゃん)


 私の身を案じて下さる主様のお言葉に「はい」と小さく返事をする。
 主様のお言葉通り、私の方が傷の程度は重い。
 あれほどの威力の一撃を打ち込まれ弾かれた主様の傷は背中の打ち身が殆どで、あとは急激に加圧された重力によって軽い脳震盪を起こしたくらいの事。
 あの一瞬で的確に無駄の無い蹴りを練り上げられたくろ様の戦闘技術にただ感服し、己の未熟さにうなだれます。
 主様の錫杖に人が吹き飛び意識を手放してしまうほどの加圧のかかる一撃を打ち込みながらも、錫杖は折れも曲がりも致しませんでした。
 一撃の蹴り、と言うよりは人が吹き飛ばされる早さを以て押しやられたと表すべきなのかも知れません。
 主様の打ち身にしても、私が巧く受けきれなかったからこその怪我のような気が致します。
 あの時、右腕を壁に当てるようにして主様との間にこの身を挟みました。
 弾力のある肋骨と、肺や心臓などの臓器が万が一の場合は必ずクッション代わりにその衝撃から主様を護ると思いましたので、そう致しましたけれど・・・今、私は骨折も無くここにおります。
 十分な受け身をとることの出来なかった私でさえ右腕と肋骨数本のひび程度の損傷で済んだ事を思えば・・・くろ様が最初から主様に伝わる衝撃を、私を透して更にその先にある壁と衝突する時に開放して威力を相殺し、無傷で済むように計算されていたのだろうと思います。
 あの時、あの場所で、あの刹那の瞬間に・・・それだけの事を計算して実行されたくろ様の実力に圧倒されて・・・己の余りの不甲斐無さに知らず唇を噛みしめておりました。

 くろ様は、私に主様を護れと仰って下さいました。
 護れるようにして下さいましたのに、私が主様にお怪我をさせてしまったのです。
 己の無力さが堪らなく口惜しいのです。

 そもそも、あの封印の間に主様をお連れしてしまった事が悔やまれるのです。
 なぜ、気が付かなかったのでしょう。
 不穏な気配がある事は分かっておりましたのに。
 なぜ、そこで一度お止めしなかったのでしょう・・・。
 ほんの数刻、数分でもお止め出来ていれば、今、ここに主様腹心の方々が在られたでしょう。
 くろ様が・・・門の向こうに留まる事も無かった事でしょう。

 どうして・・・
 どうして・・・。

 何度も悔やまれるのです。
 己の無力さが、憎らしいほどに。


ーーー(鷲庵さん)


 背中や腕にしっかりと医療用のテーピングを施して身支度を整え、新しく用意された錫杖を手に持つ。
 今まで愛用してきた錫杖は・・・幽玄にあって現世への道を閉じる門となった。
 錫杖と言えど戦闘に使うモノなので、軽く振って相性や癖を知る。
 対影楼戦で使用するべく護摩の施された良い物のようで、使い勝手も良さそうだ。
「主様! 私も御同行させて下さいませ」
「蝶子」
 脚絆を巻き、草履の紐をしっかりと締めて立ち上がる。
「同行と言うほどの事はありませんよ? ただ、様子を見てくるだけです」
 そう言っても蝶子の様子は変わらない。
 既に身支度を整えギュっと唇を噛むように、真剣な瞳で許可を待つ。
 真剣な瞳の縁には肌をこすったように赤く腫れた痕。
「・・・有事の際には、怪我があっても使役しますよ」
「ッ! はい!」
 軽く蝶子の頭を撫でて出立を伝えた。

 俺達一行が休んでいたのは、洞窟から一番近い村にある古寺だった。
 元々あの洞窟の監視の為に建てられた場所のようで、小さな村に対して造りは大きい。
「鷲庵様。移動門の支度が整いました」
「行きましょうか」
 良寛の案内で数人の僧侶達の術によって造られた移動用のゲートへ足を進める。
「鷲庵様、お気を付けて」
 門の前にはこの場所で次の指示を与えた部下が見送りに来ていた。
「様子を見てくるだけです、心配ありません。千龍寺への移動門は?」
「暫くの間は固定門に致しますので引き続き作業中です」
「急かしますが頼みます。もう一つの方も・・・」
「はい、心得ております。行ってらっしゃいませ、・・・ご武運を!」
 見送る部下に見てくるだけですよ、と苦笑を残し移動の門をくぐると封印の洞窟は目前だった。

 あの日、足を踏み込ませたあの時となんら変わりのない封印の注連縄が張られた洞窟の入口。
 深く進むにつれて滲みだしたような瘴気がじわりと淀んでいる。
 最奥へ続く階段の終わりの壁に大きく、まるでアゲハ蝶の翅を思わせるようにヒビが入っている。
 最初に目に映った時は壁画かと思ったのだが、左半分は途中で描くのを諦めたように消えていた。
 良寛の話では、くろに投げ飛ばされた俺とそれを庇った蝶子がぶつかった際に出来たのだと言う。
 中心の窪んだ所が蝶子の腕を当てた場所・・・俺が飛ばされた衝撃を壁に伝えて解放しその威力を相殺した後のようだ。

 振り返る。

 そこには、漆黒の壁。
 一切の光を飲み込む暗黒の闇。
 触れようと、手を伸ばす。

「主様!」
 蝶子が緊張した面持ちで俺を見る。
「私が、先に」
 万が一にでも、俺が向こう側の闇に囚われたらと心配しているのだろう。
「大丈夫ですよ、蝶子」
 くろが閉じた、門。
 ならば何の心配も要らない。
 ・・・彼が、こちら側に残る俺達に、危険を残したりはしない。

 門に 触れる。

 後ろに控える蝶子と良寛がピクリと緊張したのが視界の端に見て取れた。

 門は、熱くも冷たくも無く、ただ、黒く光を飲みこんでいる。
 ともすれば、このまま闇の中へ進めてしまえそうな程、深い闇色をしていたけれど確かに不可視の壁がそこにある。
 向こうの闇が、現世へ溢れだすのを防いでいるのか、現世の光が、あちらへ通るのを防いでいるのか・・・。
 ただ間違いなく、この世へ交わった幽玄世界をこの門が断ち切っている。

 いつの間にか門に触れていた手のひらを拳に握り締めていた。
 肉が破け骨が見えるほどこの扉を叩いても、この門は開きはしない。
 この門は、開けてはならない門。
 故に、彼が、彼の意思を持って、決して開かぬように閉じた。

 ギリと拳に力を込めて、一度だけ、思い切り扉を殴りつけて踵を返す。
 門は音も響きも飲み込んで、変わらずそこにある。

「行きましょう。ここに居ても、これ以上の情報は無さそうです」
「・・・はい」
 一度も振り返る事無く地上へ向かって階段を昇り始める。
「主様・・・」
 良寛は直ぐ後に続いたが、門の向こうに居る筈のくろの事が心残りなのだろう。
 蝶子は後ろ髪を引かれるように何度も門を振り返りつつ階段を進んだ。

 地上に戻ると地下の暗さが嘘のようで、暖かな日の光に苦笑が漏れる。
 封印窟の警備を改めて指示し、今回の一件で拠点にしている古寺へ来た時と同様に移動門を通って戻る。
 ほんの数瞬の後、古寺へ降り立つと指示を出していた部下が駆け寄る。
「お帰りなさいまし、鷲庵様。千龍寺への固定門が定着しました」
「ご苦労様です、直ぐに立ちます」
「もう一つの方は今しばらくお待ちを・・・」
「無理を言って済まないね、場所が場所だ。気を付けて頼みます」
「はい、お任せを」
 門から門へ移動しながら数人の部下に指示を出す。

 次は、千龍寺。

 上位僧の中には事無かれの奴らも少なくない。
 その中で、必ず必要な分だけ、必要な物は確保する。
 あの中に残された部下を取り戻す。
 くろも含めて。

 その支度が済めば、次は・・・ この世の果てへ。


ーーー続く
ボチボチ更新出来たらいいなと思います(^^///
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■お引っ越しw
ブログのテーマをキャラクター→LivlyIslandにお引っ越ししましたv
ニコッとタウンもメロメロパークも辞めて、更新ペースも落としたのでブログテーマを変更しようと思っていたので、変更してみました★

201169-12124.jpg201169-12049.jpg
9→8→7→奇跡の5番内★<嬉しいなvvv
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■お知らせ移動♪
≫サイドバー参照して下さいねw
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・アルクエ羽狐猫村勧誘中♪
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
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takara13-22 posted by (C)ゆきじ
コートなシリーズ(8/11)
ごろ~ん


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コメント 6

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七不思議

おはよう御座います。
まさかの瑛士ーーーーー!!ヾ(゚ロ゚*)ツ三ヾ(*゚ロ゚)ノ
ああありがとう御座います!!
素敵過ぎてどう述べていいのか…^^;
兎に角、色気が半端ないですね。
お持ち帰りさせて頂きます☆
本当にありがとう御座いました!(◎uωu)
by 七不思議 (2011-06-11 09:09) 

ゆきじ

>七不思議 さま
ありがとうございます♪
瑛士くん、お祝いのお持ち帰り感謝です~v
とにかく、瑛士くんは別嬪美人さんに! と頑張りました!(笑)
色気があると言われて凄く嬉しかったです~(>w<///
by ゆきじ (2011-06-11 23:52) 

希紫

うわぁ、綺麗ですねぇw 瑛士君。
線画、後連になってしまいましたが、お持ち帰り&塗り塗りさせて頂きました。
色気にムフフですw
by 希紫 (2011-06-12 00:15) 

ゆきじ

>希紫 さま
ありがとうございます♪
早速の色塗り感謝でございます~(>w<///
今からイソイソと頂戴に伺います~vvv
by ゆきじ (2011-06-12 00:49) 

リツィリィ

わwwwwwすごいvv
瑛士さんすごく色っぽいvv←
たまらなく誘われてる気がしますvv(黙っとけ;)
線画を頂いていきますね><vv
ちょっと時間はかかってしまうと思いますが、塗らせていただいます!

お話拝見しました!
くろさ~ん(;д;)
鷲庵様さ~ん(>д<。)
はわわわわ・・・読みながらPCの前でソワソワする輩がここにv
蝶子さんの気持ちも胸にツクツク><。
つ・・・続きが・・・読みたくてたまらないです><。
でも。が・・・我慢><。

by リツィリィ (2011-06-12 14:31) 

ゆきじ

>リツィリィ さま
ありがとうございます♪
瑛士さん美麗ですよね~vvv
描かせて頂いててとても楽しかったです~(>w<///
線画のお持ち帰り感謝ですv
是非カラリングして遊んでみて下さい~vvv

お話の方、まだ完成してなくてあたふたですw
くろさんのお話なのに、ラスト近くまでもう出てこないと言う(笑)
完結目指して頑張ります~v
by ゆきじ (2011-06-13 00:40) 



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