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くろさんのお話14(最終話) [→しんり・くろ・ぽとふ]

■ちっさいくろさんと白陰さん(拉致)
■くろさんのお話 『くろさん封印 14』(最終話)
■君の事もっと知りたいバトン(ゆきじ宛)
■上げ禅据え膳w
■ねこしょうかい★
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■ちっさいくろさんと白陰さん(拉致)
次に予定しているお話でくろさんが更に小さくなってこんな感じになりますw
とりあえず、白さんにオールバックにされ中★ 執事服着るのかなw

110628sirokuro.jpg
しろ:ほら、動かない。
くろ:ちょ、待て。デコ出しってあんましした事無くて・・・びみょー
しろ:・・・本当に小さくなりましたね、くろ
くろ:ん? んー。まぁ、中身は変わんないんだけどなw

コケモモ さんのブログ『ARIAN RHOD』はこちら

今回のお話で凄く心配してくれたであろう白陰さんお借りw
白さん監修の下、くろさんを執事さんバイトとか言うネタを話してた事があったので遊んでみた♪
そう言えば白さんのカラーってもしかして初描きだったかも?
やっぱし美形イケメンは描いてて美味しいですw(笑)
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■くろさんのお話
くろさんが強すぎて絡み難かったので弱くしよう大作戦です(笑)
14回と長く続きましたがようやくの完結ですv


『くろさん封印 14』(最終話)
 空が青く白い雲とのコントラストが美しい。
 背伸びをして欠伸を一つすれば、心地よい風が頬を撫でて通り過ぎた。

 歩く度にカラコロと下駄の音が街の石畳に響く。
 その音を聞きながら欠伸をもう一つ。


 あの後、鷲庵や蝶子、良寛と共に地上へ戻り封印の洞穴が安定していることを確認して、鷲庵達が拠点としていた村で大事をとって一泊した後、彼らは千龍寺へ、俺はしんりの館へと戻った。

「ただいま」
 と帰った俺に、余程心配していたのだろう、目の下に真っ黒な隈を作ったしんりはしがみついて付いて離れず、眠った後もその手を離そうとしなかった。

 本当に、相当心配させてしまったようだ。

「お帰り! くろさん」
「お帰りなさい、くろさん」
「おぅ。ただいま、桜王、樹姫」
 心配したんだからね! と桜王がじゃれるようにトスっと胸に拳を入れてくるので心配かけて悪かったな、とポンポンと軽く叩くように桜王の頭を撫でてやると、うむ、許してしんぜる、と笑った。
「ぽとふさんがお待ちですよ」
「・・・、そうか」
「しんりさんをこちらへ」

 樹姫が屋敷へあがるように促し、しんりを離そうとする。
 が、しんりは眠い目をこするようにしながらもイヤイヤと俺の着物をさらに握りしめる。
「しんりちゃん、くろさん、ぽとふ姐さんにお説教貰いに行くんだよ。だから逃げたりしないから大丈夫」
 桜王にどんな説明だよと思いつつも、しんりはその言葉に従ってようやく指を離した。
 それを見て樹姫がくすっと微笑む。
「・・・御武運を」
 一度だけ、がっくりとうなだれてから気合いを入れて屋敷へ顔を向け、言い忘れた事があったのを思い出して振り返る。
「?」
「二人とも・・・しんりも。ありがとな、術符。お陰で帰って来れた。感謝してる」
 眠さに足下のふらつくしんりを支えながら、桜王と樹姫が一瞬目を点のようにして、しんりも加えて三人がほわっとした笑顔を浮かべた。
 後は振り向かずぽとふの元へ向かう。
 説教ね・・・。
 しんりの様子からして散々絞られそうだと苦笑した。


 事実。
 しんりが寝込むほど心配した事(限定)だけでも相当絞られた。


 カラコロと下駄の音を聞きながら街を歩いて、また出そうな欠伸を噛み潰す。

 ぱしゃり

 と水がかけられた。

「きゃっ! ご、ごご、ごめんなさ・・・くろさん!?」
「・・・おぅ」
 ぽたぽたと前髪から水を滴らせながらルフィルトに返事を返した。

「ホントにごめんなさい、お水撒いてたらすっぽ抜けちゃって」
 ルフィルトが花屋の奥から慌てて持って来たタオルを借りてガシガシと髪の水気を拭き取る。
「まぁいいよ。俺もぼーっとしてたしな」
 言いながらルフィルトの視線を感じて見つめ返す。
「・・・くろさん、だよね? どこも、怪我とかしてない、よね? 元気で無事、だよ、ね?」
 どことなく不安気に、少しだけ必死さを含んで問うてくる。
「・・・大丈夫、どこも何ともない。心配するな」
 ルフィルトまでが今回の一件に気がついているとは思えないが、この心配のしようをみると何かしら心に掛かるものがあったのかも知れない。
「・・・心配かけて、悪かったな」
 ポンポンと軽く叩くように頭を撫でてやる。
「う・・・、別に、そんな、心配した訳じゃ・・・あれ?」
 ふと俺の左手首に目をとめる。
「数珠?」
「ん? ちょっとな、これが手放せない体になっちまってな」
「えぇ!?」
 なぜか少々引きつった顔で身を離すルフィルト。
「?」
「・・・くろさん、お化けとか見える人に」
「何の話だ」
「いやーっ、私そういうのダメなのー!」
「落ち着けよ」
 ルフィルトの言うような能力に目覚めた訳じゃない。

 アギトの門の鎖に囚われた現世体を残し、アストラル体に現世体の記憶を上乗せして現世降臨したのが今の体だ。
 しかし残念ながら両の手首には手枷とそれに連なる鎖がそれぞれ残ったままだった。
 それでも有り難いことに本体の時とは違い、俺を通して現世への影響は無く、重さも質感も変わりなく感じても、それは只の影のような物らしい。
 鎖の先は己の影へ飲まれ、鎖を引いて歩かずに済む分、普段の生活も出来そうだったが、せめても、と鷲庵が己の数珠を使って現世具現を封じてくれた。

 この数珠を外すとまた鎖が現れるので、手放せないと言う訳だ。

 かいつまんで説明すると、分かったようなそうでも無いような顔をして綺麗な深緑の瞳を向けた。
「くろさんは、今、ちゃんとここに居るんだよね?」
「居るよ、ここに」
 くしゃくしゃと金色の髪を撫でてやると、安心したようにニッコリと微笑んだ。
「そっか。・・・そだね、ん。よかった」
 花屋の向かいの公園のベンチから立ち上がってポンポンとスカートの埃を払う。
「じゃあ、私、お仕事に戻るね」
「おぅ」
 頑張れ、と片手をあげて見送ると、ルフィルトは店の前で水を拭き取ったタオルを振り回すように手を振ってから店の中へ姿を消した。



 入り組んだ迷路のような路地を通り過ぎようとして、知った顔を見かけて肩を叩く。
「ォス、白陰」
「くろ!?」
 やっぱりな。
 ルフィルトでも何となく不安な気持ちになっていたようだった。
 感の鋭いコイツも、何となく俺にあったナニカを感じていたのだろう。
 今も、普段からは考えられない程ぼんやりとしていた。
 肩を叩かれるまで気が付かないなんて、通常時なら想像出来ない。

「心配かけたな?」
 言って笑うと白陰はプイとそっぽを向いた。
「別に、心配などしていませんから」
「そーか?」
「そうですよ」
 持って下さい、と少し乱暴に酒瓶の詰まった荷物を押しつける。
 黙って受け取って、いつもの店へ向かう。
 しばらく沈黙が続き、幾つ目かの路地で白陰が口を開いた。
「・・・怪我など、なさそうですね」
「おぅ」
「・・・なら、いいです」
 少しだけ緊張のほどけたその背中を軽くポンポンと叩く。
 子供扱いをするな、とでも言いたげにチラリと俺を睨むが気にせず先に店の中へ足を踏み入れた。

 近いうちに一度里へ戻り、戦闘能力の落ちた俺のこれからを考えねばならない。
 そうなればしばらく酒場ともお別れだ。

「朝までつき合えよ?」
「それはこちらの台詞ですよ。アナタの方が先に潰れてしまうのだから」
 酒瓶をカウンターに並べながら白陰へ言えば苦笑で返された。

 さて。
 今日は飲むぞ!


ーーー終わり(2011/06/16)

最終話までお付き合いありがとうございましたv
これでくろさん弱くなったぞ!(笑)
この時点で身長170cmくらいで、強さは戦闘種リヴリー並み★
特殊能力がほとんど使えなくなったので、武器防具など持参(笑)
面倒なのでぽとふさんにお願いして数珠封じにしてますw
(手枷と鎖の幻影も数珠で消してますw)
しかしどうせならもっとしっかり変わって貰おうと思い立ちまして、この後更に小さく弱くなって頂く予定です(笑)
上の白陰さんと一緒イラスト参考w
小さくなるエピソードに現在着手中v 目途がついたら又更新しますね♪
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■君の事もっと知りたいバトン(ゆきじ宛)
貯まってるバトンの回答です♪<ゆきじ宛なのでイラストは無しw

oるいo さん/ピンク(2010-05-21)で頂戴してました★
ありがとうございますvvv

「君の事もっと知りたいバトン」

●あなたの本名は? / ゆきじさんはゆきじさんw
●何型ですか? / 置き型w o型w
●動物占いは何? / チーターだったっけな?? 忘れちゃったw
●家族構成は? / 相棒、相棒母、猫、猫、猫、猫♪
●あなたはどんな顔? / へのへのもへじ的な・・・w
●恋人いますか? / non!
●顔が好きだ! という異性の芸能人は? / tokio 城島くんw
●一番好きな歌手は?(複数はダメ) / 特になしw
●あなたの部屋はどんな部屋ですか? / 自宅部屋は半物置になってたよorz
●何処の携帯使ってる? / docomo~★
●ナンパされた(した)事がある? / アルヨw
●モノを盗んだ事ある? / 貸し貰いはあるけどねw
●マイミクに親友いる? / マイミクやってません★
●短気? / 短気、かな?
●SとMならどっち? / ツッコミなのでS系?w
●コスプレ好き? / 好き~v
●人生の教訓になった本は? / 色々かな??
●何故かここで、好きな曲のフレーズを1つ / 幸せの扉は狭い、だからしゃがんで通るのね
●回してくれた人はどんな人? / oるいo さん≫アニメやゲームがお好きなようですv
●回してくれた人の色は? / oるいo さん≫淡い綺麗な水色★
●最後に次のイメージカラーの人にまわしてください!
白:/黒:/赤:/青:/橙:/緑:/ピンク: / フリーでお願いします♪

面白みのかける回答で申し訳ないですorz
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■上げ禅据え膳w
先日の温泉一泊のお食事vvv
黙って座ればご飯が出て、洗い物もしてくれるvvv<幸せ!

・先付け/小柱雲丹漬け
・前菜/射込み南瓜 サーモン黄味寿司 小鰯梅煮 山桃蜜煮
・造里/かんぱち 鯛 甘海老
・煮物/豚角煮 海老黄味煮 地穴子鳴門煮 冬瓜 小芋 スナップエンドウ
・焼物/すずき柚庵焼き 枝豆 葉地神
・台の物/牛カルビ陶板焼き
・揚げ物/うなぎ東寺揚げ ししとう レモン
・冷し鉢/二色素麺
・酢の物/海鮮鱒松前押し 若布 素麺瓜 胡瓜
・御飯/じゃこ飯 香の物
・止椀/赤出し
・水菓子/日向夏ゼリー マンゴー
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HNI_0012.JPGHNI_0014.JPG
HNI_0011.JPGHNI_0010.JPG
美味しゅうございましたvvv
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara14-11
takara14-11 posted by (C)ゆきじ
並んで写真~★


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希紫

ちっさいくろさんと白陰さんの素敵イラストが!
美形が二人で目の保養ですww
白陰さんにオールバックにされ中との事で、やりとりとかその光景とか、目に浮かんできます。
ふふ、可愛い執事さんのできあがりですね。

お話、最終話! お疲れ様です。
くろさんと、お友達のお話を読むとホッコリきますw

上げ禅据え膳! いいなぁ~、美味しそうです。
by 希紫 (2011-07-16 23:04) 

ゆきじ

■希紫 さま
ありがとうございます♪
・ちっさいくろさんのちゃんとしたイラスト描いて無くて、つい白さんと一緒絵で頑張ってしまいましたw
やっぱし白さん美形v
描いてて楽しかったです(笑)
・くろさんのお話、ようやく最終話の更新出来ました★
また近い内に暇を見てサイトへ纏めて更新しようと思います♪
そしたら色々ラフ絵とか鍵ページも更新出来て楽しそうだなぁと(笑)
・上げ禅据え膳は素晴らしいですよ~!(>ワ<///
ご飯を作るのは好きなのですが、暑いのはどうにも(^^;
台所灼熱で極悪ですorz
by ゆきじ (2011-07-17 00:17) 

リツィリィ

お話完結!!たいへんお疲れ様でした!!
なんとも素敵なお話vvハッピーエンドにうはうはv
くろさんは、これからがまだまだ大変そうですが、
素敵な方々に囲まれて、きっと失った以上に満たされるのでは・・・と夢想いたしますv
上の白陰さんとくろさんのショットと共に楽しませていただきましたv
なんだかこのお二人は可愛いなぁとふにゃっとなりますv

温泉一泊いかれたとの事v
いいなぁvvおいしそうvv
素麺瓜が出るとは珍しい!
あの食感は夏には最適ですが、なかなか此方の方では売ってないのですよね・・・。
季節感溢れる膳に、お腹がすいて来ますvv
失礼しました><v

by リツィリィ (2011-07-18 00:54) 

ゆきじ

■リツィリィ さま
ありがとうございます♪
・くろさんのお話、ラストまでお付き合い感謝でございます~★
手放した物も大きかったけど、手の中に残すと決めて選んだ物の方が彼にとって大切な物だったと思います♪
これから大変になると思いますが、色んな人の手を借りて、彼なら充分やって行けると思います(^^)
・白陰さんとくろさんw
可愛いですよね~v
白さんはカッコイイので描いてて楽しいです♪
・温泉も楽しかったですよ~★
素麺瓜、夏には良いですよね~v
ウチでは冬瓜の方が好評ですw(相棒が好きなのです)
by ゆきじ (2011-07-18 01:07) 

雪渦

上げ膳据え膳でおいしいものを頂ける
最高でございますね§^。^§
by 雪渦 (2011-07-18 16:07) 

ゆきじ

■雪渦 さま
ありがとうございます♪
上げ膳据え膳サイコーですよね~vvv
by ゆきじ (2011-07-18 17:04) 



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