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神田紅 さんからの頂き物♪ [→しんり・くろ・ぽとふ]

■神田紅 さんへ捧げ物v
■神田紅 さんからの頂き物♪
■アルクエ蜃気楼~w
■ねこしょうかい★
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■神田紅 さんへ捧げ物v

110129kandakou.jpg
フリー絵にしてありますv 右クリックからお持ち帰り下さい(^^)

描けない。
と、思ってたのですが、アインツさんが素敵オジサマ過ぎて描けてしまいましたvvv

神田紅 さんのサイト『F i e l d』はこちら

novel110129kandakou.jpg
こちらは挿絵っぽいモノw<本分より神田紅 さんのみお持ち帰り下さいw
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■神田紅 さんからの頂き物♪
擬リヴ絡み小説企画でしんりとアインツさんでお話を頂戴しましたvvv
格好良いオジサマ大好きです(>w<///

 ̄ ̄『Garden of Night』 ̄ ̄
白の着物に赤袴、その上から薄手の生地の狩衣を纏う白緑の髪のスナイロユンクが、森の中を走る。
スナイロユンクは時折走る足を止め、後ろを振り向く。
「こっちは、灯りがあるから間違ってないはず・・・」
高く結ってある白緑髪が不安げに揺れる。
スナイロユンクの名は、しんり。少女とも少年とも見えるその姿に性別はまだない。今後の経験と志向で性別が決まる命を持つ者である。
しんりは、うっすらと見える街の明かりを頼りに再び足を進ませた。足が唐突に石畳を叩く。ゆっくりと顔を上げ、瞳に入る場所に首を傾げる。
「ココは・・・どこ・・・?」

しんりの住んでいる屋敷は、リヴリーアイランドの中央から遠く離れた田舎町にある。
その町には、整備された石畳や街灯はない。ぽつん、ぽつん、と街灯があるほどだ。
それが一転し、森を抜けた先は、欧米風の街並みが遠くまで広がる世界だった。
Livly Island CORの中心街だろうか。
周囲を歩く者達が、しんりを指差し「かわいいー」と呟いている。街並みとは、そぐわない格好だからだろう、しんりはやけに目立っていた。
俯き、元来た道へ戻ろうと踵を返す。すると大きな影が出来ていた。

何事かと思い首を上げるも、陽の光が眩しく視界を閉ざす。そうこうしているうちに、影がゆらりと動き、縮む。
「嬢ちゃん、迷子か?」
黄色髪の背の高い男が、しんりを見ている。視線を合わせるべく、腰を下ろす彼にしんりは瞳を大きく開く。
「あ・・・・け、怪我を・・・!」
novel110129kandakou.jpg
彼の左目に手を伸ばすしんりだが、相手はその手を止めた。
「うん十年前の傷だ。気にせんでええ。それより今は嬢ちゃんを家に帰す事が先決だのう」
目を細める男に、しんりは慌てながら
「わたっ、私は、しんりと言います!」
自分の名前を伝える。すると男は、下ろしていた腰をゆっくりと持ち上げ、
「儂は、アインツだ。それにしても、些か喋りにくいのう」
頭をガリガリとむしる様に掻くアインツに、
「アインツさんは・・・とても大きいですから」
そう言って、しんりは彼を見上げる。
アインツの身長は、2メートルには届かないがそれに近く、とても高い。その為、彼の傍に居るしんりは、赤子の様にも見て取れた。
幾分か考えていたアインツは、自分の周りをグルグルと回っているしんりの腰を掴み、そのまま左腕だけで抱え上げる。
「えっ、えっ!?」
驚いているしんりを尻目に、アインツは止めていた足を進ませる。
「わわっ、あ、アインツさんはいつもこんな景色を見てるんですか!?」
嬉しそうに、まんまると瞳を開くしんりに、
「いい物は何もないがな」
アインツは、あっさりと答える。
「そ、そんな事、そんな事ないと思います!とっても素敵です」
そう言ったしんりは、アインツの顔を見て笑って見せた。
「お前さんがそう思うなら、そういう事にしとくか。それはそうと、しんりの家はどの辺だ?」

しんりを抱える腕を少し動かしたアインツが尋ねる。少し時間を置くようにして、しんりは口を開いた。
「私の家は・・・その、此処から少し遠い場所にあるんです・・・今日は偶然此処に来てしまったというか・・・その」
徐々に声が小さくなるしんりに、
「そうか。なら、少し寄り道をしよう」
アインツはそう言い、しんりを抱える腕に少しだけ力を入れた。
「嬢ちゃんは、存外綺麗な場所にやってきたわけでもなくてな、所謂血生臭い場所に来てたんだが・・・」
「そ、そうなんですか?」
「理解出来る範疇か」
「微弱ですが・・・」
俯くしんりに、アインツは笑う。
「儂が良いぞ、と言うまで眼を開けるな、子どもは守られる存在だ」
静かに目蓋を落とすしんりの耳に、酷く重い声が掛った。


どれくらい時間が経っただろうか。
目蓋を堅く閉じている間中、しんりの耳はずっと怒号と悲鳴が響いていた。
何かが潰れる音や、壊れる音が混ざり合い、しんりは無意識のうちにアインツの胸に顔を埋めていた。
しんりは、生まれた時から奪われる者ではなく、奪う者、奪う側だった。
高い符術技能を扱う事の出来る者として生き得ている今、しんりに臆するものはないが、まだ幼い。
小さな事ひとつにも、心の底から信じようとする優しい心。
それが、しんりだ。

「しんり、いいぞ」

アインツの声が耳に響き、しんりは目蓋をゆっくり持ち上げる。傍に見えたアインツの顔には、一筋の血が流れていた。
「・・・っ!」
しんりは慌てて血に触れようとするが、アインツがそれを止めた。
「今は場所を移動する事が優先だ」
「あ、アインツさ・・・」
しんりはアインツの頬に手を触れ、そのまま彼の首に手を回した。
「死ぬような怪我もした。こんなもんはかすり傷だぞ、しんり」
右手に収めた自身の武器を静かに仕舞うアインツに、しんりは何も言わなかった。

歩き出したアインツが、何度かしんりに声を掛けるが、
「しんり、おい、しんり」
虚しく。しんりは呼びかけに首を振るだけで、時折鼻を啜る様な音を出した。
やれやれ。と息をつきアインツは、しんりの頭を優しく撫でようと、その腕を上げた。だが、その手は彼が思っていた以上に穢れていた。
「しんりに見せたいもんがあるんだが、行くか?」
アインツの問いに、しんりは小さく首を縦に振る。

そうして彼は、小さな少女とも少年ともつかぬその子どもを連れ、とある場所へやってきた。
「しんり、下ろすぞ」
「は、はい」
久しぶりに聞いた声に、アインツは少し優しげな顔を見せ、汚れていない方の左手で彼女の頭を撫でる。
「あ、あの、今ってまだ昼間ですよね?」
「うむ。此処は、《G.O.N》って呼ばれてる。いつ此処に来ても、ここら一帯はいつも夜で、ここにしか咲かない《夜花》がある。お前さんの足元で光ってるソレだ」
しんりは、自分の足元に咲いている花を見て、驚いた。
夜花と呼ばれた花は、小さく瞬き、花弁から小さな明かりを飛ばしていた。
「アインツさん、このお花から飛んでる物って何ですか?」
花をまじまじと眺めるしんりに、アインツは
「さてな、儂も知らん」
首を傾ぎ、しんりの小さな背を押した。
「もう少し真っ直ぐ歩いてみろ」
「は、はい」
しんりはもう、アインツが怪我を負っていた事を忘れている様だ。
それを好都合とばかりにアインツは、しんりの背を優しく押し、その小さな足取りが止まった事に気づく。

何処までも続くと思っていた暗闇の中が、唐突に瞬いたのだ。
無数に咲き誇る《夜花》から、ほのかに輝く光が生まれ、それが辺りを包みこんでいる。
しんりは、光の中に飛び込んだ。
伸ばした手に落ちた光は、優しくて暖かい。両手で包みこみ、再び空へ押し上げる。飛び交う光の中でしんりは、アインツの姿を見た。
酷く哀しそうな、でも優しい顔をした若い青年がそこに居た。しんりは、目を疑い、何度か首を振り、瞬きを繰り返す。
再度開いた視界の中には、怪我をしたアインツの姿があった。
「あっ!アインツさん、けっ、怪我を!!」
「・・・儂の怪我なら大丈夫だ。もう血も止まってるからのう」
「で、でも!」
「今はお前さんの方が儂は心配じゃ」
アインツは、しんりの元へ近づく。
「夜花の花弁は煎じて飲める。飲むと、今までの優しい時間を思い出せるらしい」
「試した事があるんですか・・・?」
「儂にそういう時間はほとんどなかったからのう、無意味じゃ。だが、栄養価は高いらしいぞ」
彼の言葉を聞き、しんりは足元に生えている夜花を2,3本手に取った。
土から切り離された夜花は、静かに光り続ける事を止める。
「あっ、元気がなくなっちゃいました・・・」
「光って無くとも大丈夫だ。持って帰るか?」
「はいっ。試してみたいです!」
闇の中で明るく微笑むしんりに、アインツは「そうか」と短く呟いた。


《G.O.N》、正式名称、Garden of Night、から出てきた二人は、夕刻に入り掛けた時間の中を行く。
しんりは歩き疲れたのか、アインツの腕の中で眠っている。
両手で夜花を大切そうに握って――・・・



__2010-12-11.神田紅 さん
神田紅 さんのサイト『F i e l d』はこちら

アインツさん大好きですvvv
アインツさんにとってしんりはまだまだ子供で、守られる対象で。
アインツさん本人は、しんりの年齢にはもう戦わないと生きていけなくて。
アインツさん大好きです(>ワ<///vvv

そんな大好きなアインツさんとしんりで『孫のような友達』で関係を持って頂きました♪
うへへvvv<幸せ(>w<///

素敵なお話をありがとうございました!

Garden of Nightの設定を読んだらビックリでした★
しんりの住んでるのが【夜の原入口】で、その向こうの【夜の原】(世界の果てと言われる)が明けない夜の世界です。
しんりの夜の原入口はギリギリ朝のある地域w
夜の原の奥に咲く花(光の花)のイメージとかも同じだったので、シンパシーを感じました(笑)
ウチでは名前も無い花なのですがw<知ってる人居ないんですw
アインツさんの設定絵もそうだったけど、同じイメージや共感を持ってる(全てが同じな事はあり得ないと思うけど)人が居るのは嬉しいな~v
テンション上がります(笑)
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■アルクエ蜃気楼~w
Yahoo!モバゲーの『アルカナ・クエスト』で遊んでますw
Yahoo!モバゲーのゆきじプロフィールはコチラ

アルクエで村開拓をしていてコツコツとマナカードを集めてますw
アルクエに今ハマってて暫く放置しない方でマナ邪魔なんだけどって方はご連絡下さい(笑)
→放置しそうな場合は取りあえず退村して、ハマりそうな頃に又村に入って貰う感じでお願いしてます♪

110129arukue3.jpg
29日の写真v
サンサーラのカードが欲しいけどなかなか手に入りませんw
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
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takara12-02 posted by (C)ゆきじ
まっふり~(2/4)


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