St.Valentine♪ [→しんり・くろ・ぽとふ]
■St.Valentine♪
■くろさんのお話w
■ねこしょうかい★
_____
■St.Valentine♪
フリー絵にしてありますv 右クリックからお持ち帰り下さい(^^)<需要は気にしないw
先日希紫さんにバレンタイン絵を頂戴したので(後日紹介しますv)お返しw
出掛け前のカロリー摂取みたいな雰囲気であればいいと思います♪
お借りしました鷲庵さんの御宅はこちらw
≫希紫 さんのブログ『海星』はこちら
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■くろさんのお話w
くろさんと鷲庵さんの短いお話w
バレンタイン絵とは無関係orz
 ̄ ̄『よりみち』 ̄ ̄
別に何かしらの目的がある訳でも無く、気の向くままに街を散策する。
やっかいになっているしんりの館でダラリと過ごすのも悪く無いが、こうやって歩いて回るのも実は気に入ってる。
多種多様のリヴ達が集まって暮らす街は雑多で賑やかでそこに居るだけで楽しい気持ちになるものだ。
実際の所はただの通りすがりに違いなく、誰かと新たに知り合いになる事は少ないのだが、それでも希に知り合いになったりする事もあって面白い。
今日も二つ三つの街を歩き、気が付けば見慣れた街の寺へ辿りついていた。
千龍寺と言う。
敷地内にある背の高い木の枝に腰掛け本堂を眺める。
相当古くからある寺で、敷地も広く建物も威厳に満ちて立派だ。
俺のような者が足を踏み入れるには、聖地過ぎて恐れ多い。
それでもつい足を向けてしまうのは…
「くろ殿? そんな所におられないで、私の庫裏ですがおいでになられませんか?」
深く、落ち着いた響きのある聞きなれた声。
短い黒髪にビャッコの耳をした青年が黒い僧衣を纏い本堂の近くから、濃く紅い瞳を向けて俺に声を掛ける。
「個人の庫裏ですから、手狭ではありますが…お茶をお出しするくらいは出来ますよ」
にっこりと笑みを向ける鷲庵に目をやると、彼の後方に数人の若い修行僧が付いている。
「私も本日のお勤めは一つ区切りが着きましたから、今から戻る所なのです」
「・・・後で行くよ」
素っ気なく返事を返すと鷲庵は「では後ほど」と会釈をして若い修行僧数人と寺務所へと姿を消した。
鷲庵は千龍寺の中にあってちょっと特殊な立場にあるらしい。
元々は実家の寺を納める筈だったと何処かで聞いた。
修行を納め、自分の寺に戻る所をこの寺の一番偉い奴からの勅令を受けて、留まる事になった。と。
詳しい事は知らないし、知ろうとも思わないけれど、まぁ、影楼戦での働きを垣間見ればこれほど大きく古い・・・影楼退治もするような寺からすればなかなか手放せない人材なのだろう。
考えるのをやめて枝を離れ、重力に引かれて大地に降り立つ。
足の先の付く瞬間に衝撃を相殺すると敷地内のなるべく端に建てられた小さな一戸建てへ足を進める。
鷲庵の個人の庫裏。
玄関を過ぎ、ちょっとした小庭を歩いて縁側へ回る。
「くろ。上がれよ」
「おう」
先とは違ってザックバランな話し方で声を掛ける鷲庵に軽く返事をして縁側から上がり込む。
ガラス戸を締め、座敷の雪見障子も締めて達磨ストーブに手をかざすとやんわりと暖かい。
「あんな所で寒かっただろ。中に入ってりゃ良かったのに」
木盆に急須と湯のみと茶筒を乗せて鷲庵が奥の台所から戻って来た。
「湯、沸いたか?」
ストーブの上の薬缶はようやく暖かな湯気を立て始めた所。
「・・・もうチョイだな」
返事をして部屋の空気が暖まるまでの間、寒さを最少に留めようとコタツに被さるように背を丸める。
「そうやってると猫みたいだなぁ」
「・・・そうか?」
鷲庵が笑いながら煎餅の盛られた菓子箱をコタツの上に出し、急須に茶葉をザカザカと放り込む。
ストーブの上の薬缶の湯が程良く沸いたようだ。
「熱いぞ」
「ん」
差し出された湯呑みを両手で受け取り一口啜るとホッと身体の内から暖まる。
特に何があると言う訳じゃないけど、ゆっくりと進む時間に釣られて・・・
今日もついつい寄り道してしまう。
__2011/02/07~10.ゆきじ
≫鷲庵 さんの居る 希紫さんのブログ『海星』はこちら
鷲庵さん、人目があると敬語使いで親しい人のみ砕けたしゃべり方をされます♪
くろさんとは仲良しw
単純にお茶飲んでのんびりしてるシーンだけが書きたかっただけなんです。<ナニこの長さorz
この後蝶子ちゃん帰宅で一緒にコタツでお茶とおせんべい♪
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara12-16 posted by (C)ゆきじ
なんでしょう!?(凝視w
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実際の所はただの通りすがりに違いなく、誰かと新たに知り合いになる事は少ないのだが、それでも希に知り合いになったりする事もあって面白い。
今日も二つ三つの街を歩き、気が付けば見慣れた街の寺へ辿りついていた。
千龍寺と言う。
敷地内にある背の高い木の枝に腰掛け本堂を眺める。
相当古くからある寺で、敷地も広く建物も威厳に満ちて立派だ。
俺のような者が足を踏み入れるには、聖地過ぎて恐れ多い。
それでもつい足を向けてしまうのは…
「くろ殿? そんな所におられないで、私の庫裏ですがおいでになられませんか?」
深く、落ち着いた響きのある聞きなれた声。
短い黒髪にビャッコの耳をした青年が黒い僧衣を纏い本堂の近くから、濃く紅い瞳を向けて俺に声を掛ける。
「個人の庫裏ですから、手狭ではありますが…お茶をお出しするくらいは出来ますよ」
にっこりと笑みを向ける鷲庵に目をやると、彼の後方に数人の若い修行僧が付いている。
「私も本日のお勤めは一つ区切りが着きましたから、今から戻る所なのです」
「・・・後で行くよ」
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鷲庵は千龍寺の中にあってちょっと特殊な立場にあるらしい。
元々は実家の寺を納める筈だったと何処かで聞いた。
修行を納め、自分の寺に戻る所をこの寺の一番偉い奴からの勅令を受けて、留まる事になった。と。
詳しい事は知らないし、知ろうとも思わないけれど、まぁ、影楼戦での働きを垣間見ればこれほど大きく古い・・・影楼退治もするような寺からすればなかなか手放せない人材なのだろう。
考えるのをやめて枝を離れ、重力に引かれて大地に降り立つ。
足の先の付く瞬間に衝撃を相殺すると敷地内のなるべく端に建てられた小さな一戸建てへ足を進める。
鷲庵の個人の庫裏。
玄関を過ぎ、ちょっとした小庭を歩いて縁側へ回る。
「くろ。上がれよ」
「おう」
先とは違ってザックバランな話し方で声を掛ける鷲庵に軽く返事をして縁側から上がり込む。
ガラス戸を締め、座敷の雪見障子も締めて達磨ストーブに手をかざすとやんわりと暖かい。
「あんな所で寒かっただろ。中に入ってりゃ良かったのに」
木盆に急須と湯のみと茶筒を乗せて鷲庵が奥の台所から戻って来た。
「湯、沸いたか?」
ストーブの上の薬缶はようやく暖かな湯気を立て始めた所。
「・・・もうチョイだな」
返事をして部屋の空気が暖まるまでの間、寒さを最少に留めようとコタツに被さるように背を丸める。
「そうやってると猫みたいだなぁ」
「・・・そうか?」
鷲庵が笑いながら煎餅の盛られた菓子箱をコタツの上に出し、急須に茶葉をザカザカと放り込む。
ストーブの上の薬缶の湯が程良く沸いたようだ。
「熱いぞ」
「ん」
差し出された湯呑みを両手で受け取り一口啜るとホッと身体の内から暖まる。
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なんでしょう!?(凝視w
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こんばんは。
イラスト、ありがとうございますね。
絵を見た瞬間、一気に胸が高まった希紫です。
出掛け前のカロリー摂取、なんとも良い距離感とチョコレートw
そしてかっこ良い二人w
イラスト頂いて帰りますね。
お話もありがとうございますね。
何度拝見しても、二人のやりとりにほこっときます。
by 希紫 (2011-02-15 00:14)
>希紫 さま
ありがとうございます♪
よっしw<本懐を遂げました(笑)
くろさん絡みのバレンタインだとこの程度が適当かなぁとv
ゆきじ的にも良い距離感だと思いますw
イラスト、お話のお持ち帰り感謝です♪
by ゆきじ (2011-02-15 00:44)