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藍鉄鋼 さんからの頂き物♪ [→桜王・樹姫]

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■藍鉄鋼 さんからの頂き物♪
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只今村開拓をしていてコツコツとマナカードを集めてますw
アルクエに今ハマってて暫く放置しない方でマナ邪魔なんだけどって方はご連絡下さい(笑)
→放置しそうな場合は取りあえず退村して、ハマりそうな頃に又村に入って貰う感じでお願いしてます♪

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ドロップ収集なので低レベルですが、欲しい物があったら連絡下さいねw
リストは2011-01-25記事、2011-01-26記事でチェックして下さい♪
凄い安値なので、使う人が居たら譲ろうと思う訳ですw
来週は又持ち物更新出来たらいいなw<桜王の持ち物がそろそろ一杯ですorz
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■藍鉄鋼 さんからの頂き物♪
擬リヴ絡み小説企画で桜王&樹姫とメヘトウェレトちゃんでお話を書いて頂きました(>w<///
ちゃんと挿絵っぽい物を描いてから、と思っていたのですが…ラフしか出来ないので紹介しちゃいますv


 ̄ ̄『砂丘の果てに見える遺跡へ。』 ̄ ̄
サンドワームパークにも負けるとも劣らない砂漠地帯。
蜃気楼すら揺らめく砂丘に、一つの白い建物がある。
砂漠のエキスパートが揃うその建物の前に一人の少女が佇んでいた。
彼女の名前はメヘトウェレト。
種族柄周囲の変化に敏感な彼女は、門番的な仕事も担っているのだった。
そして今日もまた、メヘトウェレトの耳に聞き慣れない音が聴こえてくる。
ちらと前方に視線を向ければ、大きな布で体を覆っている様な格好の2人組が見えた。
その人影が段々と近づいてくるのを見つめながら、メヘトウェレトは手の中の木棒を握りしめた。

「何か御用?」

砂埃が立ち込める中に声をかけると、人影が急ぎ足で駆けてきて、メヘトウェレトの前で止まる。
よく見れば自分とそう変わらないであろう少年少女の組み合わせに彼女は警戒を表す。

「ねぇねぇ!名前はなんていうの?」
「え…アタシの?」
「そうだよ!あたしは桜王って名前でね、こっちは樹姫っていうの!」
「初めまして、樹姫と申します。」

はきはきと喋る桜王に続けた樹姫の勢いに、メヘトウェレトの顔が軽く引き攣った。
この二人の勢い―主に桜王の方だが―は、人と接する事にあまり積極的ではないメヘトウェレトにとってはかなりのプレッシャーになるのだが、この二人にはそれを知る由はない。
ともあれ、仕事中だという事を思い出したメヘトウェレトは表情を戻して、名乗る。

「…アタシは、メヘトウェレト。」
「めへ…と、ウェレ…あれ??」
「メヘトウェレト」
「め、め、めー…レトっち!ねぇレトっちじゃだめかな?」

可愛らしく小首を傾げた桜王に、メヘトウェレトの顔がほっと安らいだ。
押しには弱くても、会話は嫌いではないメヘトウェレトは素直に頷く。
自分自身初めて呼ばれる名前に不思議な愛着が湧いている事には恐らく気付いていないだろう。

「…う、うん、別にいいよ…。」
「じゃ、レトっちで決定だね!」
「桜王問題はそこじゃないですよ。」

少女二人の何とも言えないやり取りを黙って見つめていた樹姫が苦笑を零して言う。
何だか微笑ましい様な気がして沈黙していたが、このままでは何時まで経っても進展しないと思っての発言だった。
そんな樹姫の言葉で、当初の目的を思い出したのか桜王が自分の懐を漁って地図を取りだす。

「レトっち、あたしたちここを冒険したいと思ってるんだけどね…道案内とかお願いできないかな?」
「お礼は用意してあります。勿論、そこを荒すつもりでもありません。わた…僕からもお願いします。」

二人を交互に見て、メヘトウェレトは地図に視線を落とす。
桜王の指し示す場所は、何年か前に発見されたばかりの比較的新しい遺跡。
まだ調査隊も撤退していない筈のその遺跡を思い浮かべて、メヘトウェレトは眉根を寄せた。

「構わないけど、多分冒険っていう程周れないと思う。でも、管理の人にちょっと話してみるよ。」
「本当!?ありがとう!レトっち大好きー!」
novel101215rantetsu.jpg
「ちょ!う、わわっ!」
「さ、桜王…メヘトウェレトさんが困ってますからその辺にしておいて下さい。」
「えへへ…だって嬉しいんだもーん!」

「大好き」という発言と、いきなり抱きつかれた事に赤面して慌てるメヘトウェレトに樹姫からの助け舟が出される。

「と、とにかく…急がないと日が暮れるから、早く行こう…っ!」

メヘトウェレトは自分にしがみ付いていた桜王からさり気なく抜け出すと、依然赤い顔のまま、真っ直ぐに歩きだした。

* * *

「ねぇねぇレトっち、その歌はなんの歌なの?」
novel110119rantetsu.png
「そうですね、僕も気になります。」
「…アタシ、歌ってた…?」

砂漠の中をひたすらに蛇行しながら進むさ中、桜王と樹姫の問い掛けにメヘトウェレトは困惑顔で振り返る。
メヘトウェレトは二人が興味深げに頷き、同じ様な視線を寄越すのを見て若干居辛そうに身を捩った。

「特別なモノじゃないよ。アタシが勝手に考えて歌ってるだけ。…それに、アタシは嬉しい事があると急に歌い出したり、踊り出したりするんだ…ゴメン。」
「何で謝るの?レトっちの歌素敵だったよ!あたしもっと色々聴きたいなぁ…ね、樹姫。」
「はい。とても良いと思います。メヘトウェレトさんが謝るなんておかしいですよ。」
「そ、そうかな…ありがとう…じゃぁ、!」

俄かに赤くなりながらも顔をはにかませるメヘトウェレトが唐突に顔を上げる。
人一倍物音に敏感な耳が捉えた音は、何度も聞き覚えのある音。

「なになに、どうしたのレトっち?」
「ちょっと遺跡に行くのは遅れると思う…邪魔者が入ってきたから。」
「…ああ、あの方々ですか。」

ボソリと呟いた樹姫の前には体に大きな布を巻き付けた複数人の男達。
それぞれが手に獲物を持っており、その人数にメヘトウェレトが溜息をついた。

「追剥だよ。毎回毎回懲りない奴らだな…。」
「彼らが、追剥の常習犯という事ですか?」
「うん、アタシもアタシの仲間も手を焼いてる。」

話している間にも距離を縮める追剥に、メヘトウェレトは長槍を構える。
と、桜王と樹姫がメヘトウェレトの前に立ち、ステッキを振りかぶった。
「ぎゃあ」と短い悲鳴が上がり、目の前の追剥が砂に倒れ込む。

「何だかよく分からないけど、あたしたちの邪魔はいけないよー?」
「同感です。それに、こんな大人数だなんてちょっと卑怯ですから。」

桜王は細身の剣。樹姫はその剣を納めていた鞘を使って。
メヘトウェレトは、圧倒的な強さで追剥を打ち負かしていく二人を呆然と眺める。
今まで剣士は多く見てきたが、ここまで鮮やかに、そして絶妙なコンビネーションで敵を倒す人物をメヘトウェレトは知らなかったからだ。
そんな二人から視線を外し、メヘトウェレトも長槍を構え直すと、追剥に槍を突き出した。

「お見事ですね。」
「すごいすごい!レトっち超強いじゃん!!」

最後の一人に槍の柄を叩きこんで倒した、メヘトウェレトの後ろから桜王と樹姫がやってくる。
既に剣は仕舞われており、見た目は普通のステッキに戻っている。
メヘトウェレトは額に浮いた汗を拭い、二人に笑いかける。

「そんなことないよ。でも驚いた。二人ともかなり強いから。」
「えへへ~ありがとう!でもお互い怪我しなくて良かったよね!」
「うん。でもまた新手が来ると厄介だよ。早く先を急ごう。」

しっかりと頷いた桜王と樹姫を確認し、三人は目的の遺跡へと道を急いだ。

* * *

「うわぁー…ホントにこの遺跡新しいんだぁ…。」
「ええ。管理の方も大勢いらっしゃいますし…。」
「でも、二人の人柄を言ったら、通してくれたでしょ。」

メヘトウェレトを先頭に、遺跡の入り口で止まっていた桜王と樹姫がしげしげと遺跡を見つめ直す。
あの後遺跡の場所へと辿り着いた二人は、メヘトウェレトの口添えの元、無事に遺跡の探索を許可された。
まだ最深部等は調べ終わっていないとのことだが、内部が安全か否かよりも先に進みたいという欲求が桜王と樹姫の顔に現れていた。
二人の冒険者らしい顔つきに、自身も顔を綻ばせてメヘトウェレトは一歩後ろに下がる。

「それじゃあアタシの仕事はここまでだね。二人とも、気を付けて。」
「えぇーレトっちもういっちゃうの!?」
「桜王、仕方ありませんよ。メヘトウェレトさんにも都合があるんですから。」

至極残念そうにメヘトウェレトを見る桜王の肩に樹姫が手を置く。
樹姫の言葉に頷きながらも、桜王はメヘトウェレトの服の裾を握り続けていた。

「レトっち…。」
「ごめんね。ここから先は二人で頑張って…それから、これ。」
「…ぬいぐるみ?」

桜王が手渡されたのはネオピグミーに包帯が巻いてある小さなぬいぐるみ。
手の平にすっぽりと収まるそれは、手作り感に溢れてはいるが、とても丁寧な作りをしていた。

「お守りって訳じゃないけど、記念にさ。…また何かあればアタシを訪ねて来てよ。」
「っうん!あたしたち、絶対またレトっちに会いに来るよ!ねっ、樹姫!」
「はい。メヘトウェレトさん。何から何までありがとうございました。」
「気を付けてね。」

自分に手を振りながら遺跡の中へと姿を消した二人を見送り、メヘトウェレトはその場から踵を返した。
これから二人に起こる出来事が、幸せに満ちた事であるように願いながら。
日の沈みかけた砂丘の向こうに、星が瞬いている。



砂丘の果てに見える遺跡へ。

__2010/11/21.藍鉄鋼 さん
藍鉄鋼 さんのブログ『ビビアナイトの七転八倒!』はこちら

作中のメヘトウェレトさんに頂戴したネオピグミーぬいぐるみはお守りになってて、遺跡の中で動き出す鍵になってるとか♪
うふふv
素敵です~(>w<///

藍鉄鋼 さん素敵なお話をありがとうございました!
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara11-24
takara11-24 posted by (C)ゆきじ
出ませんね…?


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コメント 2

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藍鉄鋼

こんにちはゆきじ様!藍鉄鋼です。
ご紹介のお礼が多大に遅れてしまい申し訳ありませんでした><;

それに、可愛くて素敵な挿絵まで付け足して頂けたようで…!
物凄く感動しておりますっ!ラフとは思えない美しさに言葉もございません(*´д`*)
こんな拙い小説に何から何まで良くして頂けて光栄です^^ゞ
ではではゆきじ様、お持ち帰り&ご紹介&挿絵の付け足しありがとうございました!
また機会がありましたら宜しくお願い致します。
by 藍鉄鋼 (2011-02-21 16:35) 

ゆきじ

>藍鉄鋼 さま
ありがとうございます♪
わざわざご丁寧にコメントありがとうございます~v
素敵なお話を頂戴したのに紹介もすっかり遅くなってしまって申し訳ありませんでした(><///

桜王がすっかりレトっちに懐いてしまって、お世話をお掛けしていると思いますが、どうぞこらからも仲良くして頂けると嬉しいですv
ラフ落書きのお持ち帰り、感謝ですvvv
by ゆきじ (2011-02-22 01:20) 



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