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セシュカのお話 [→セシュカ]

■コケモモさんへ捧げ物♪
■セシュカのお話
■ねこしょうかい★
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■コケモモさんへ捧げ物♪
めでたい★
擬リヴアイテムのセシュカに恋人が出来ましたvvv
コケモモさん宅のガイア君です(>ワ<///
格好良いんだよ! もう! セシュカも大好きだけど、ゆきじも大好きだ★(笑)<沢山描きたいよv

コケモモ さんのブログ『ARIAN RHOD』はこちら

Gaia100630.png
コケモモさんのみお持ち帰り下さいv

ガイア君お借りしました~v
以下の続きのお話の挿絵っぽいモノの部分です;
夜絵だったのでオーバーレイなど加工したら、ちょっと勿体ない気持ちになったので単品編集w
タキシードとタイはアメリカ式にしてみました(^^)
100623gaia00_.jpg
先日のラフ↑よりはゆきじ的には良い感じの印象。
でももうちょっと前髪色々試したい気持ちもあるので、未だイメージ画ですorz
目許は良いと思うんだけどな♪
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■セシュカのお話
先日セシュカのホタル絵を描いた時から書きたいなぁと思っていたお話をちょっくら書いてみました。
こちらもツッコミは無しの方向で(^^;

タイミング的に「ガイア君との恋人関係おめでとう記念」ですv
コケモモさん宅のガイア君、お借りしました。

 ̄ ̄『セシュカとホタル夜』 ̄ ̄
 ちょっとだけ街へ出てみようとそっと屋敷を抜け出し、あの人に会ったのはもう先週の事。
屋敷の前まで送って下さったあの人が、濡れてはいけないからと貸して下さったコートと傘はまだ自室にある。
お返しに行こうと思いつつ、翌日から案の定寝込んでしまったから・・・。
こんな時は体力のない自分の体がちょっとだけ恨めしい。
ただ、雨に降られたにしては珍しく、風邪を引き込まなかった。
最初の三日は体調を崩してでは無くて、色々な事があったから、ちょっと疲れていたのか、うとうとと眠りながら過ごしたけれど、後の三日は大事をとって休んでいただけ。
昨日、主治医の先生に「もう大丈夫」と言って貰えたから、屋敷の皆も安心してくれたみたい。
今日は回復のお祝いを兼ねてか、大人しく体を休めていたご褒美なのか、近くの公園でホタルが出たと言うので連れて来てくれた。
こんな街中の公園でホタルなんて、珍しい。
表情に出ていたのか一緒にきたメイドが先を歩きながら教えてくれる。
「ここは街中に作られた自然公園なのですけれど、元々、湧き水が出ていたりして保護区域に指定されているのですよ」
ゆっくりと急がないように歩きながら続きを聞く。
「この先の、もうちょっと奥の方で、ホタルが出るそうですよ? 去年、一昨年くらいかららしいですから、誰かが保護育成活動をしているのかも知れませんね?」
ゆっくりと歩きながら頷く。
「まだそれほど知られて居ないようですから、人当たりも心配ないと思いますよ」
にっこりと彼女が微笑みながら振り向く。
「・・・でも、もうちょっと、こう。近くまで車が入れれば尚よろしかったのに」
私の事を思っての言葉にくすりと笑みがこぼれた。
「大丈夫、ゆっくりとならちゃんと歩けるから」
「・・・はい」
彼女が苦笑して、また先を歩き出す。
公園の中に作られた(残された?)小さな森を抜けたら微かな光が視線の先を掠めて消えた。
「あ」
「まぁ! お嬢様、ほら!」
先を行く彼女がちょっと興奮気味に行く手の小川を示す。
ふわり、ふわりと小さな、それでいて力強い黄緑色の光が一定の感覚で点滅しながら、幾つも舞い飛んでいる。
「・・・きれい」
とても綺麗。
光に誘われて少し足を進めたところで、ふと頭上を見上げると、近くの木々の葉にもホタルが留まっていて、こちらもちゃんと皆にあわせて点滅を繰り返していた。
木の葉の隙間から夜空が見える。
柔らかな黒い空の中、遠くに星が瞬く。
黄緑色のホタルの光と銀色に輝く夜空の星と、本当にとても綺麗。
ホタルが飛び行くのに目を移せば、小川のほとりへ導かれる。
鏡のように静かな流れに夜空とホタルが映り込み一瞬どこに立っているのか解らなくなってしまった。
方向感覚がずれて目眩がした、フラリと体が揺れる。
・・・あ、ダメ、倒れちゃう。
ああ、ちゃんと座っておけば良かった。
後悔しても遅い、みんなに又心配掛けちゃう・・・。
けれど、倒れるより早くぐいと引き寄せられて、頼りなくも方向感覚が戻る。
「大丈夫?」
「はい、ありがとうございます」
具合が悪い時の目眩では無いから、二・三度瞬きをするほどで落ち着くと思う。
目眩が落ち着いたようなので、ゆっくりを瞳を開けるのと同時に私の名前が呼ばれた。
「あれ? ・・・君は・・・セシュカ?」
柔らかな黒い髪、前髪の一部に銀の色。
紙のように白い肌が夜色に映える。
そして、血のように赤い瞳が驚きと、少しの心配の色を混ぜ私を見ている。
「・・・! ガイアさん?」
ビックリした。
「「どうしてここに?」」
一つに重なった同じの質問に二人共笑みがこぼれた。
「私は家の者に誘われて」
「オレは友達とホタル見物に。・・・セシュカは少し痩せた?」
「あ、えと、少し痩せたかも・・・。でも大丈夫、すぐに戻ります」
ガイアさんに痩せてしまった事を知られて、ちょっと恥ずかしい。
うとうととしていた三日間はあまり食事も摂れなかったから、また少し体重が落ちていたのだけど、昨日あたりから体重が戻り始めたので安心したところ。
だから、笑顔で答えた。
「もしかして、風邪引いてた?」
ガイアさんが心配そうに眉をひそめた。
「違いますよ? ガイアさんがコートと傘を貸して下さったから、風邪は引きませんでした。ちょっと寝込んだのは、あの日は大冒険だったから、知恵熱が出ちゃって」
ぁぅ、恥ずかしい。
自分でも頬が熱くなったのを感じた。
きっと真っ赤になってるよね。
「それよりも、ガイアさんはお風邪を召しませんでしたか?」
両手で両の頬を隠しながらずっと心配だった事を尋ねてみる。
「オレは大丈夫。そんなヤワな鍛え方はしてないよ」
「良かった」
そう言って笑ったガイアさんの笑顔はとても素敵で、つられて私も笑顔になる。

Gaia+sesyuka100630.jpg

「動かないで」
「?」
そっとガイアさんの白い綺麗な指先が、私の前髪を掬い、そのままゆっくりと私の目線までおろされる。
「わぁ・・・」
ガイアさんの指先にはホタルが留まっていた。
ホタルの黄緑色の光は想像していたよりもずっと明るく強く、ガイアさんの指先を照らし、またスゥッと消えていく。
思わずそっと、ホタルを両手で囲う。
くすりとガイアさんが笑った。
「あ、蝋燭の明かりじゃないんですよね」
「うん。でも、いいんじゃないかな?」
ガイアさんに視線を移す。
「どうして?」
不思議に思って聞いてみる。
ホタルがまた光を放ち始めた。
「見えるから」
小首を傾げて続きを待つ。
「セシュカの顔が、よく見えるから、いいんじゃないかな?」
優しげに微笑ったガイアさんの赤い瞳と目が合う。
「もう、知りません」
気恥ずかしくなって、視線を外すとフワリとホタルも飛び立った。
「おーい、ガイア~?」
「先輩~?」
茂みの向こうで数人の声がガイアさんを呼んでいる。
「奏琉たちだ。オレの友人だよ」
言って、お友達に声を掛けようとすると
「お嬢様~? どちらです~?」
私も探されているらしかった。
「残念だけど、私、行きますね」
「ああ、オレも行くよ。・・・今日は会えて良かった」
「はい、私も。会えて本当に嬉しかった・・・」
もっとお話したい気持ちはあるけれど、家の者にこれ以上の心配もさせたくも無くて、心残りながら別れを告げる。
今行くよ、とお友達の方へ声を掛けるガイアさん。
彼も心残りだと思ってくれているのか、声を掛けたものの私を見ている。
数歩メイドの声のする方へ歩いてから、私は振り向いてガイアさんに声をかけた。
「傘とコート、今度ちゃんとお返しに伺いますね」
心にうっすらとかかるモヤのような淋しさを振り払うように微笑ってみせる。
「うん。待ってるよ」
彼もにっこりと力強く微笑み返してくれた。
ホタルがまるで道案内でもするように、私の前を飛び行く。
今度は振り返らず、私は私を捜す声を頼りにメイドの元へ向う。
少し離れたところで声がする。
会話までは分からないけれど、ガイアさんもお友達と合流されたみたい。
和気藹々とした数人の声に彼の声も含まれているような気がした。

「ああ! 良かった、お嬢様。ご無事でしたか」
私を連れてきてくれたメイドと無事に再会して、少し話をしている間に、私をここまで案内してくれたホタルはどこかに行ってしまった。
あのホタルももしかしたら大切な誰かと再会しているのかしら?
そんな事を思いながら、来た道を戻る。
ゆっくりと。
一緒に来たメイドは、自分の見てきたホタルの事を一生懸命に私に説明してくれる。
いつものように、身振り手振りまで加えてとてもすばらしい景色だったと話してくれる。
私もいつものように、楽しくそれを聞く。
いつもと違って、ベッドの上でその風景を想像しながらでは無く、ゆっくりと歩きながら、今、見てきた景色を思い出しながら、楽しく聞く。
聞きながらそっとガイアさんの事も思い出す。
いつ、行こう。
自室においてある、傘とコートを思い浮かべながら、心はまるでホタルのようにフワリと飛んで行ってしまったみたいだった。

__2010.6.30ゆきじ
このお話は、コケモモさんのみお持ち帰り下さい♪

ガイアくんカッコイイよv セシュカ可愛いよvv ゆきじ親ばか全壊中だ(笑)<あ、全開かw
イラストは先日描いたセシュカ絵にガイア君を描き足しました。
初めから描きたいな、と思っていたのですが、時間もデザインもその時は出来なかったので諦めていたのですけどね、お話を描いたらやっぱり入れようと思いまして。
ガイア君に頑張って入って頂きましたw
こちらの挿絵っぽいイラストのみフリー配布しますv
セシュカとガイア君のお祝いして下さる方、どうぞお持ち帰り下さいね(^^)
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara_03-16
takara_03-16 posted by (C)ゆきじ
スフィンクスポーズ。


ありがとう
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コメント 3

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七不思議

おはよう御座います。
スフィンクスポーズ!!
滅茶苦茶可愛いです><///
セシュカちゃんのお話は毎回凝っていて脱帽です☆
次回も楽しみにしてますねー♪
by 七不思議 (2010-07-01 07:43) 

コケモモ



∑(・A・。)
が、ガイアだっ!
イメージ以上のガイアが此処に!
設定画にしてもいいですか?
こんなにカッコいいガイアなら皆一目惚れしちゃいますn((
ゆきじさんありがとうございますっ(●´ω`●)

やっぱり、セシュカちゃんは可愛いです^^*
小説でも、イラストでも何処から見てもいいお子様ですねっ!
大好き!?我が子のことながら、嬉しくて涙が出そうです(ウルウル
私も、ゆきじさんもセシュカちゃんも大好きです。><。

私も、企画物の小説にただ今奮闘中!です
完成次第ブログにコメントさせていただきます

ゆきじさん、本当に感謝ですっ(。///)
by コケモモ (2010-07-01 16:28) 

ゆきじ

>七不思議 さま
ありがとうございますv
スフィンクスポーズ、ラブリーなのです♪
今日はネコを病院へ連れて行ってきました(^^)
予防接種で大変ご機嫌ナナメでございますw

>コケモモ さま
ありがとうございますv
ガイアくん、イメージ近いと嬉しいです(^^)
前髪がどうもゆきじのイメージと違う気がするのでこの辺はまだ宿題ですw
イラストのご使用はコケモモさんならご自由にお使い下さいv
設定画でも使って貰えると幸いです(^^)

イメージが掴めたら自分用にラフ設定画とか描くと思うので、よかったらそちらも使って下さいね(^^)<後日ですがw
セシュカv
可愛いですか~?(>ワ<///<嬉しいv
ガイア君とラブラブ幸せになってくれたらいいなw
企画のお話、楽しみにしてますね~★

by ゆきじ (2010-07-02 00:40) 



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