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セシュカとガイアのお話w(頂き物v) [→セシュカ]

■セシュカとガイアのお話絵♪
■セシュカとガイアのお話w(頂き物v)
■ねこしょうかい★
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■セシュカとガイアのお話絵♪
コケモモさんにセシュカのお誕生日話を書いて頂きました♪
先日描いたこちらのラフからイメージして書き下ろして下さったので嬉しいvvv

101215_002.jpg
コケモモさんのブログ『ARIAN RHOD』はこちら

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■セシュカとガイアのお話w(頂き物v)
12月15日がセシュカのお誕生日で、その日に上で紹介したラフをガリガリご機嫌で描いたりしてた訳でしてw
そんなラフ絵にコケモモさんがお話を付けて下さいました♪

10年後のお話です(^ワ^///
 ̄ ̄『セシュカちゃんHappyBirthday!!』 ̄ ̄

窓の外には白い雪がふわり、ふわりと優しげに降り積もる。
温かな部屋には、私と二人の子供だけ。
子供達と微笑み合う彼の笑顔はここにはなくて、いつもより部屋が広く感じた。
彼一人いないからといって、部屋の広さは変わらないのだけど。
息子のシンが暖炉の前に座り、本を読んでいる。
書庫から持ってきた本かしら。柚希に貸してあげる前に…って言ってたわ。
少し、眉間にしわを寄せながら、読み進めていくシンの前には娘のシンシャが座っていた。
ふわふわの髪を温かい風に揺らしながら、そのつぶらな瞳を楽しそうに輝かせている。
そんな光景が、幼い彼と重なった。
以前、写真を見せてもらった時に、シンにそっくりで本当に驚いた。
その事を口に出すと、彼は楽しそうに微笑んだ。
そんな事を考えていると、また、彼のいない寂しさが込み上がってきた。
急な用事で飛び出していったのだけど、すぐ戻る、って言っていた。
けれど、明るかった茜色の夕焼けも、分厚い雲に飲み込まれてしまって、本当に暗い。
その暗さが、私の心配をあおっているようで、嫌だった。
彼に何かあったんじゃないかしら。そう思うと心配でいてもたってもいられなくなる。
だから、こうして窓辺に立って彼の帰りを待っているのだけど、一向に来る気配もない。
ふう、と溜息をついたとき。
後ろから、私の袖を引っ張る力があった。
驚いて振り向くと、シンが本を片手に立っている。
シンシャを見ると、ソファの上で可愛らしい寝息を立てていた。
いつしか眠ってしまったようで、シンが運んでくれたようだ。
「母さま・・・父さまはまだ来ないの?」
シンも私と同じく、彼の帰りが遅いのを心配していたようで、その瞳には心配そうな色が浮かんでいる。
「そうね。もう少し・・・かかるんじゃないかしら」
母として、息子を心配させないような言葉を掛けてあげたかったのだけど、嘘はつきたくなかった。
私の言葉に、シンは俯いた。
まだ、6歳の子供だけど、男の子だから、と私の前で悲しい顔は見せたくないようだった。
そんな息子の頭に、優しく手をのせる。
シンと目線を合わせる為に、しゃがみ込む。
「大丈夫よ。お父さんはすぐ帰って来るわ」
それしか言えなかった。
もっと、元気づけられる言葉を言ってあげたかったけれど、出てきた言葉はそれだけだった。
その時―――
コンコンと、窓硝子を叩く音がした。
二人揃って、音のした方向を振り向くと、そこには、窓枠に掴まって、照れくさそうにそっぽを向く、彼がいた。
慌てて窓を開けると、彼がしなやかな動きで部屋の中に足をついた。
部屋に入ると、彼は手に持っていた花束を、シンに渡した。
綺麗な花の集まった花束だった。
「これは、あとでお母さんに。――シン、ただいま」
シンの頭を優しく撫でて、私に向き直る。
「ただいま」
一言、優しい声で彼が言った。
その言葉で、私の中に温かいものがともったような気がした。
思わず彼に抱きついてしまう。
彼も、驚いたようだったけど、抱きしめ返してくれた。
「・・・心配したのよ」
彼の体に顔を押しつけながら、私は言った。
その言葉に、全ての思いを込めたつもりだった。
彼なら全てを感じ取ってくれるはず、と思った。
すると、彼はフッと微笑んだようだった。
それから、私の耳元に口を寄せた。
「心配させて、ごめん」
私も、自然に微笑んだ。
ぎゅっと抱きしめる力を強くする。
「セシュカ、お誕生日おめでとう。・・・生まれて来てくれてありがとう」
彼の声に私はハッとした。
そう、今日は私の誕生日だった。彼の事が心配で、他の事なんて考えられなかった。
「覚えていてくれたの?」
私の言葉に彼は笑った。
「もちろん。セシュカの誕生日は、絶対に忘れないよ」
「―――ありがとう」
顔を上げて、言ってみた。
彼の頬が、赤く染まる。私の頬も熱いから、私も赤いんだろうな。
それから、もう一つだけ。
「―――大好き」
ありがとう。大好きなあなた。

__2010/12/22.コケモモ
コケモモさんのブログ『ARIAN RHOD』はこちら

貰った時はギャーで大喜びしました!
なんてなんて可愛いの(>ワ<///
ガイアとセシュカのカップル大好きなのでホントに嬉しい★

このお話は現在から10年後の設定ですw
セシュカはガイアのトコロへめでたくお嫁に行き、子供が二人おりますv
でも相変わらずラブラブです!(笑)

コケモモさん、素敵なお話をホントにありがとう!
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■ねこしょうかい★
猫写真の紹介です(笑)<別名:親ばかコーナーです(>ワ<///
takara10-11
takara10-11 posted by (C)ゆきじ
一緒に寝るの~(1/2)


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コメント 2

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コケモモ

こんばんはー!!
BBBのSNSの方のコメントを見て、飛んで来たのですキリッ

かなり時間が経っちゃったけど、セシュカちゃんお誕生日おめでとう!
当日にお祝いしたかったけど、できなくてごめんorz
でも、きゆさんが描いてくれたイラストを見て、私の中で何かが変わったのだよ((
時間が取れた時にパパパーッて書かせてもらった短編だけど、受け取ってくれてありがとう♪
ガイセシュ&10年後は美味しいですキリッ
今度は和朱のお子様とガイセシュお子様で書けたらいいな!
親世代ももちろん書きたい←
ともかく、書かせてくれてありがとーう!!
これからも、沢山書かせてね!
乱文失礼しましたー!!
by コケモモ (2010-12-23 21:05) 

ゆきじ

>コケモモ さま
ありがとうございます♪
もう、ほんとにこのお話がスキスキ過ぎて他のネタすっ飛ばしちゃいました(笑)
お誕生日のお話、しかも10年後パロ物vvv
ホントもう好き過ぎるw
(ちょっとやそっと過ぎちゃっても全然OKだよv)
10年後お子様話も10年後パパママン話もダイスキ!(笑)
ありがとうね、これからもホントによろしくお付き合いお願いします★
by ゆきじ (2010-12-24 00:31) 



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